クレジットカードの歴史

現在、ショッピングなどで当たり前のように使われているクレジットカード。

その歴史となると知っている方は少ないのではないでしょうか。今回はいつも使っている知られざるクレジットカードの歴史をご紹介します。

最初のクレジットカードはDiners Club(ダイナーズクラブ)

世界最初のクレジットカードは1950年にアメリカで生まれました。

レストランで財布を忘れて恥ずかしい思いをした創設者が、現金のいらない仕組みを思いついたと言われています。

その創設者らが作ったDiners Club(ダイナーズクラブ)の「チャージプレート」がクレジットカードの原型となりました。

クレジットカードはアメリカだからこそ発展した

アメリカはご存知の通り、世界一の消費大国です。また、世界で最も個人の借金の多い国でもあるのです。

ですので、実質的には借金となるクレジットカードにも抵抗が少なく、利用が広まっていったと言われています。

5大国際ブランドの内、4つがアメリカ発

クレジットカードは、次の5つが「国際ブランド」と呼ばれています。

国際ブランドの種類
  • VISA:アメリカ
  • MasterCard:アメリカ
  • American Exliress(アメックス):アメリカ
  • Diners Club(ダイナーズクラブ):アメリカ
  • JCB:日本

5つのうちの4つがアメリカ企業というのが、いかにアメリカを中心に発展してきたかを物語っています。またその4つが、世界でのシェアの1~4位を占めています!

VISAの設立は2007年

さきほど紹介したDiners Club(ダイナースクラブ)は1950年に設立されました。

数年遅れてAmerican Express(アメックス)が1959年に、MasterCardが1966年に作られました。

ですが、現在世界シェア1位の「VISA」2007年になって誕生しています。

それまでの3社が、どちらかといえば裕福な方向けだったのに対して、VISAは中産階級でも手軽に使えるように審査を軽くして世界的に使われるようになりました。

やはり古くからある3つカードは、少しステータスが高いような印象がありますよね。

日本でもDiners Club(ダイナースクラブ)から

日本でのクレジットカードの歴史も「日本ダイナースクラブ」からと言われています。1960年に発行されています。(それまでに「丸井」や「高島屋」が独自のクレジット機能を持つカードを発行していますが、どこでも使えるカードとしては日本ダイナーズが最初です)

Diners Club(ダイナースクラブ)が、ステータスの高い人向けというのは日本でも同じで、企業経営者や、医師、弁護士などでない持てませんでした。

1961年に国産初のカード会社JCBが誕生!

1年後の1961年にJCBが設立されました。世界でのシェアは5位ですが、日本国内だけでみればシェア1位で、日本で最も普及しているカードとなっています。

これは、VISAに先駆けて「誰でも気軽に使えるカード」を目指した結果でしょう。

今でも日本人は「現金主義」が根強く、キャッシュレス化は遅いと言われています。

それでも、クレジットカードがこれほど一般的に普及しているのは、先人たちが苦労してきたからでしょうね。

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