ここ数年で、見かけることが増えた銀聯(ぎんれん)のマーク。東京であれば、中国からの観光客が多い秋葉原を中心に利用ができるお店が増えました。
銀聯カードとは、中国で広く普及をしているクレジットカード・デビットカードのことです。中国を中心に世界174ヶ国に加盟店を増やしており国際カードブランドです。
発行枚数は、中国を含めて70億枚(中国を覗く海外では1億枚)とされています。
銀聯(ぎんれん)の成り立ち
銀聯は中国で2002年3月に中国人民銀行が中心となって、中国国内の金融機関が共同で国の同意を得て設立した金融企業です。
地域や金融機関によって違う決済にまつわるシステムやルールを統一化することで発展を目指して設立されました。設立から17年経った今では、国際ブランドとして世界7大ブランドの一つとしてあげられます。英語での呼称は「ユニオンペイ」です。
現在の中国では、偽札やお札の最高額が100元(約1570円)だったりと、現金で高額の買い物をしようとするとリスクがつきまとうことからキャッシュレス化が進んでいます。中国では認知率がとても高いです。
銀聯(ぎんれん)カードについて
主に中国で発行されている銀聯カードですが、中国で発行されているカードのほとんどが日本で言うデビットカードに相当します。中国銀行で口座を開設するともらえます。つまりキャッシュカードにで支払いができることになります。
クレジットカードは、まだ発展途上のため一部の富裕層にのみ普及しているのみです。の本で発行している銀聯カードはクレジットカードになります。
中国にいく機会が多い方であれば、中国ではどこでも利用することが出来て利便性が高いブランドであるため大きなメリットとなります。
また、現金や外貨の持ち出しまたは持ち込みの規制にも関係しています。例えば、中国から観光で日本に来る場合は、100万円以上の現金の持ち込み(持ち出し)が税関で規制されています。(申請が必要になります。)
そのため、日本でも銀聯カードを利用して買い物をしている観光の方が多くなっていました。逆に日本から中国へ行った場合には、2万元(約31万円以上)以上は持ち込むことが出来ません。そう言ったことも含めてクレジットカードは海外で活躍をしてくれます。
銀聯(ぎんれん)カードの注意点
銀聯カードは中国によく滞在する方には利便性が高いカードです。しかし、日本国内での利用を考えた場合にはそこまでメリットが大きくありません。世界5大ブランドを持っていた方が利便性がまだまだ高いです。
セキュリティが優れていると言われる理由の一つとなる暗証番号が6桁であることも、日本で契約をすると最初の二桁は00で定まっているのでわかりやすいです。ただ、決済の時に暗証番号とサインが必要になる店舗もあると言われています。
また、銀聯カードは中国銀行をはじめ中国の銀行に口座を持つと発行されますが、預けている現金を下ろすのにも制限があります。中国銀行では1日日本円で5万とされています。そのため、頻繁に引き出す都合がる方は注意が必要です。
まとめ
銀聯カードは、中国での滞在する方や中国へ頻繁に行く方にはメリットが利便性が高いカードです。中国国内ではほぼどこでも利用ができることや、現金を持ち歩かなくても済むこと。そしてセキュリティなどで考えても便利なカードです。