多くのクレジットカードには「ショッピング保険」というものがついています。ですが、あまり使われていないので認知度は低めです。
今回は、知らないと損する(損してきたかも!?)クレジットカードのショッピング保険についてご紹介していきます。
条件にあてはまれば補償してくれる
ショッピング保険が使えるのは、購入した商品がすぐに壊れたり、盗難に合ったときなどです。
購入した商品そのものではなく、お金で返ってきます。条件が、カード会社やカードの種類によって違いがあって、それにあてはまっていれば補償してもらえるというものです。
どれもおおよそ下のようになっています。
- ・補償対象期間内かどうか
- ・保障の対象となる商品かどうか
- ・補償の限度額と比べてどうか
- ・自分に過失があるかどうか
- ・利用控えが残っているかどうか
この後、それぞれ詳しく見ていきましょう!
補償対象期間内かどうか
ショッピング保険は、購入してから補償されるまでの期間「補償対象期間」が決まっています。
ほとんどのカードは補償対象期間が90日となっています。ですので、購入してからおおよそ3か月くらいということですね。
その間に壊れたり、盗難に合ったら申請できるかもしれませんね。
補償の対象となる商品かどうか
購入した商品の種類によっては補償が受けられない場合があります。
多くは、食料品、商品券、自転車・自動車、生物、不動産、貴金属類、コンタクトレンズという感じです。カード会社やカードの種類によって違いますので、確認が必要です。
カードを作ったときにもらう資料の中に必ず書かれていますが、とても小さい文字で見にくいので、分からない場合は電話でと合わせてみましょう!
補償の限度額と比べてどうか
カードの利用に限度枠があるように、ショッピング保険にも「補償限度額」があります。
多くの会社では、1年間の合計が決まっています。その額は50万円~500万円までと幅広く、同じ会社でもカードの種類によっても違いますので確認が必要です。
その金額内であれば、基本的に何度でも申請ができます。
自分に過失があるかどうか
自分の過失で壊したり紛失した場合には補償を受けられないことがあります。
例えば、わざと壊したり、誤った使用方法だったり、置き忘れていたり、部屋の鍵を掛けていなくて盗難に合ったりした場合などです。
また、災害なども対象外となることがあります。
利用控えが残っているかどうか
クレジットカードの利用控えが残っていないと補償を受けられないことがあります。
国内のお店なら、再発行してもらえることも多いですが、海外で購入したものならどうでしょうか。
旅行中に高額なものを購入したときは、補償の期間内だけでも、控えを残しておくようにしましょう。
補償を受ける場合には自己負担金が必要
ショッピング保険の補償を受ける場合、ほとんどのカードでは金額の一部を負担しなければなりません。だいたい「自己負担金」という名前で、ショッピング保険のところに併せて書かれてあります。
もちろん、無料のカードもありますが、1回につきおおよそ2,000円~10,000円ほどです。購入金額から、この自己負担金を引いた金額が返ってきます。
ですので、それを引いても補償してもらいたいものならば申請するようにしましょう。
まとめ
今回は、あまり知られていないクレジットカードのショッピング保険について紹介してきました。
カードによって条件がかなり変わってきますので、現在カードをお持ちの方は、一度確認してみてください。
また、海外での買物が多い方は、そちらに補償が手厚いカードなどもありますので、利用を検討されてみてもいいかと思います。
知らなくて損した!ということがないように、しっかり覚えておいてくださいね。