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外資系クレジットカード会社は審査が甘いのか?

入手しやすい?国内の外資系クレジットカード

「外資のクレジットカード」というとどのようなイメージを持つでしょうか。個人的にはその響きだけでかっこいいイメージがあります。口コミなどで外資系クレジットカード会社は、審査が甘くて作りやすいという評判もあります。

実際のところは、審査が甘くて作りやすいのでしょうか。また、国内のクレジットカード会社と比べて外資系のクレジットカード会社は審査の内容がことなるのでしょうか。国内で発行可能な外資系クレジットカードを紹介しながら審査や特徴など解説していきます。

外資系クレジットカード会社とは

外資系会社企業の定義

外資系企業の定義とは「外国資本が単独で10%以上出資している会社」です。2018年9月現在、日本国内に外資系の企業は3217社あります。※経済産業省のデータより

国内にある外資系クレジットカード会社は?

それでは、3217社の外資系企業の内、クレジットカード会社は国内に何社あるのでしょうか?結論からいうと現在日本国内にある外資系クレジットカード会社は1社、「アメリカン・エキスプレス(American Express)」しかありません。

外資系カードが少なくなった理由とは

「え!?国内に外資系クレジットカード会社1社しかないの?」と思ってしまいますよね?過去には外資系クレジットカード会社は3社ありましたが、現在では1社のみとなっています。

国内の外資系カード会社
  • 以前:アメリカン・エキスプレス、シティカード(ダイナース)、HSBCの3社
  • 現在:アメリカン・エキスプレスの1社

シティカードはシティバンク銀行の国内個人業務として、シティカードとダイナースクラブカードを発行していました。また、世界最大級のメガバンクである、HSBCは2008年に日本でのサービスを開始。HSBCプレミアカードというクレジットカードを発行していました。

しかし、現在はシティカード、HSBCともにクレジットカード事業の撤退を日本からしています。

過去の外資系カード会社
  • ・HSBCは2012年6月11日に撤退
  • ・シティカードは2015年12月14日に撤退(ダイナースブランドは三井住友信託銀行に移管)

何故、日本から撤退をしたかと言うと、いずれの会社も銀行がおおもとの会社で、クレジットカードを発行しながら金融資産を銀行へ預けてほしいという思惑がありました。しかし、日本人の金融資産を多く持つ高齢者は、外資系銀行にお金をあずけない人が多いため、HSBC、シティバンク共に金融資産が多い顧客を集めることができず、撤退することになりました。

それに比べると、アメリカン・エキスプレスは、元々クレジットカード会社であるため、クレジットカード会員を集めることにはじめから注力しており、現在での成長していることからブランドの育成と顧客戦略がうまくいっているといえるでしょう。

バブル期などは、ステータスカードNo1のアメリカン・エキスプレスでしたが、現在ではステータスカードの地位は守りつつも、時代の変化とともに若年層の顧客獲得にも力を入れています。顧客の層も変え、時代と共に変化していく社風を感じとれます。

外資系カードの国際ブランドは?

国内にある外資系クレジットカード会社はアメリカン・エキスプレスしかありません。ですので、外資系クレジットカード会社が発行するクレジットカードの国際ブランドはもちろんアメリカン・エキスプレスのみです。

ただし、元々VisaやMasterCrad、Dinersは日本の国際ブランドでなく海外の国際ブランドのため、クレジットカード会社は日系企業ですが、国際ブランドは海外のブランドです。日本の国際ブランドは、クレジットカードでは一社しかなくJCBのみです。

気になる外資系クレジットカードの審査

国内クレジットカード会社と外資系クレジットカード会社の審査の違いはあるのでしょうか?審査について解説していきます。

クレジットカードの審査とは

まずは、そもそもクレジットカードの審査とはどのような内容のことを指しているのか解説をしたいと思います。

クレジットカードを作るためには、必ずクレジットカード会社の審査を通過する必要があります。この審査は、クレジットカードを申込みした人に作ってよいか、また作る場合はどれぐらいの限度額にするほうがよいかをクレジットカード会社ごとに決めることを指します。

審査基準はクレジットカード会社によって異なりますが、どこのクレジットカード会社でもおおまかに下記の基準を審査がおこなわれます。

カード会社の審査
  • ・過去の利用実績に問題がある(支払い遅延、多重債務、自己破産など)
  • ・クレジットカードを発行する基準に達していない(年齢、勤務先、年収など)

クレジットカードを発行してもあなたは問題ないですよ、というお墨付きをもらうためには当たり前のことが重視されていますね。

支払いは遅れたりしないことはもちろん重要ですし、社会的に信用度が高い人が審査に落ちにくい傾向にあります。例えば、「安定性の高い職業の方、公務員、有名企業の方」>「パート、アルバイトの方」となりますし、その他、遅延が続いた年収150万円のパートの方であれば信用度が低いと判断されます。

外資系のクレジットカードは審査が甘いのか?

本題の外資系のクレジットカード会社、すなわちアメリカン・エキスプレスの審査はブランド力のあるイメージがあるため審査が厳しいと思われがちです。

特別に厳しいというわけではなく国内クレジットカード会社よりも柔軟に審査をしてくれるという特徴があります。

国内カードとの審査の違い

国内のクレジットカード会社は過去の支払い実績を参考にします。一度でも自己破産、ブラックリストに入ってしまうと5年間、絶対にクレジットカードを作れません

それに対して、外資系クレジットカード会社、ここではアメリカン・エキスプレスは、現状を参考にします。たとえ過去に返済できないなどの返済事故を起こしていたとしても現在の状態を見て審査をします。

自己破産、ブラックリストでも作れる?

自己破産した方、ブラックリストの方でも外資系のクレジットカードの場合はあなた次第で作れます。過去の支払い状況よりもいまのステータスを重視して審査するためです。

なぜそのような審査をしているか、というと日本と違い、アメリカでは「失敗してしまってもチャレンジする人を応援する傾向にある」そして、「リスクを取ってでもほかのクレジットカード会社より先に顧客にしたい」という思いがあります。

個人事業主、法人向けの外資系クレジットカードの審査

個人事業主向け、法人向けも同様に国内にある外資系クレジットカード会社はアメリカン・エキスプレスしかありません。アメリカン・エキスプレスビジネスゴールドカード、アメリカン・エキスプレスビジネスカードの2枚が個人事業主用、法人向けカードです。

国内クレジットカード会社が起業初年度は作れない会社が多いです。しかし、アメリカン・エキスプレスは起業初年度でも作成できるクレジットカード会社です。実際当社起業初年度の時、アメリカン・エキスプレスは作れました。起業を応援していこうとするアメリカン・エキスプレスの社風があるためでしょう。

まとめ

国内クレジットカード会社と違い、外資系クレジットカード会社のアメリカン・エキスプレスは、過去に失敗してしまっても今現在の状況を重視して見てくれるカード会社です。

もちろん「審査が甘い」というわけではありませんが、国内のクレジットカード会社と審査の基準が違うということは言えるかもしれません。

日本のクレジットカード会社での審査に落ちてしまった方、外資系ならではの独自審査をしてくれるアメリカン・エキスプレスでクレジットカードを作ってみてはいかがでしょうか。

執筆者紹介

田中実

日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー

法学部を卒業後、金融機関在職中にファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得。退職後、独立系ファイナンシャルプランナーとして仕事に従事。ライフプランの相談は随時行っている。

クレジットカードは20枚程度持っており、クレジットカードに関する知識も豊富。

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