謎に包まれているクレジットカード、パラジウムカードとは?

JPモルガンパラジウムカード

ブラックカード以上のステータス!?

クレジットカードの種類

クレジットカードとはご存知の通り、通常の普通カード、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードと種類があります。
その中で最もステータスが高いカードがブラックカードと呼ばれる分類のクレジットカードです。

ブラックカードを超えるバナジウムカード

ブラックカードは、いくつかのカード会社から発行されていますが、年会費は数十万円、作るためにはカード会社からのインビテーション(招待状)が必要など、普通の人ではなかなか作ることができないクレジットカードです。

それでも、普通カードはもちろん、ゴールドカード、プラチナカード、一部のブラックカードであれば会社員の方でも作ることができますが、パラジウムカードはそんな普通の常識を完全に超えているクレジットカードです。

そのため、ブラックカードを超えたクレジットカードとも呼ばれています。何故、ブラックカードを超えていると呼ばれるほどのステータスがあるのかを解説していきたいと思います。

パラジウムカードとは?

まずは、バナジウムカードがどのようなカードかを紹介したいと想います。

バナジウムカードの正式名称

パラジウムカードの正式名称は、JPモルガン・チェイス・パラジウム・カードと呼びます。

JPモルガン(アメリカの総合金融会社)が発行しているクレジットカードで、なかなか作れないクレジットカードであることから世界最高峰のクレジットカードと言われています。

もはやクレジット(信用)ではないカード

クレジットカードやローンカードなどのサービスは、信用取引と呼ばれる金融商品で、通常はカード発行者が利用できると思った金額をカード会社ごとに設定(信用)し貸し付けることができる金融商品です。しかし、完全にカード会社ごとに信用をしてしまうと、多重債務などに陥る可能性があることから、各会社がどれだけの金額を貸付しているか信用機関で共有されています。

しかし、このJPモルガン パラジウムカードは、クレジットカードの利用状況などが信用機関に共有されません。利用データが送られないため、利用者のプライバシーが守られている反面、JPモルガンにとっては貸倒れのリスクが発生する可能性が高くなります。ただ、詳しくは後ほど解説しますが、貸倒れのリスクがない方でしか作ることができないクレジットカードとなっています。

金属でできたカード!?

通常のクレジットカードは、プラスチック製でできており、デザインなどでゴールドやプラチナに装飾をされています。プラスチック製のため、加工がしやすくカード番号や名前の印字などが簡単にできるようにもなっています。

バラジウムカードの場合は、どうでしょうか。作りやすさなどは完全に度外視し、その名の通りパラジウムという金属でできています。パラジウムは、あまり聞き慣れない金属かもしれませんが、金やプラチナと同じく貴金属にも分類される元素で、プラチナに比べて硬い素材で、傷がつきにくく、どんな環境でも変色しにくい金属です。

さらに、パラジウムカードは、パラジウムの他に23金も使われているぜいたくなカードなのです。クレジットカードにパラジウムに23金。カードだけでも宝石などと同様に価値があるカードです。

それでは具体的にパラジウムカードの特徴と取得方法などを解説していきましょう。

パラジウムカード作れる年収とは

通常ブラックカードやプラチナカードなどは年収が1,000万円以上などと呼ばれるカードが多い中、パラジウムカードはどれぐらいの年収が必要なのでしょうか。

JPモルガンのプライベートバンキングの顧客でなおかつ資産額が3,000万ドル、日本円にしておおよそ30億以上ある方とされています。プライベート・バンキングは、一般の人では作ることができずに、資産の運用や管理を目的にした富裕層のための銀行です。年収にしていくらでしょうか、全く想像もつきませんね。

普通に考えてこんな条件をクリアできる人はなかなかいないですよね、ただこの条件をクリアしパラジウムカードを持っている方が世界で5,000人しかいないといわれています。きっと世界でも有数の大金持ち達なのでしょう。

パラジウムカードの年会費と利用限度額

年会費

パラジウムカードの年会費は、600ドル、おおよそ日本円で6万円程度です。日本のプラチナカードの場合、数十万円もする年会費のものもあるため、ブラックカードより上と呼ばれるカードにしては年会費が低い印象です。

そもそもJPモルガンの上顧客で、プライベートバンクの資産運用などで運用手数料を多く払ってくれている方のみなの、年会費で利益を出そうとかいう考えがJPモルガン側にはないため意外にも年会費は安くなっています。

利用限度額

資産3,000万ドル、日本円にしておおよそ30億以上ある方のみですので利用限度額は無制限です。無制限のクレジットカードなんて本当にあるんですね。

これがブラックカード以上のサービス!パラジウムカードの特典

持っている人が世界で5,000人程度しかいないと言われているパラジウムカード。ブラックカード以上のサービスやステータスを誇ると言われていますが、どのような特典があるでしょうか。確実ではない情報ですが、バナジウムカードを持っている方のSNS情報や公式サイトに記載されている内容などからバナジウムカードの特典だと言われている情報を記載したいと思います。

バナジウムカードの特典
  • ・24時間365日のコンシェルジュサービス
  • ・プライベートジェット機の手配
  • ・世界の空港ラウンジが無料で利用できる
  • ・ホテルのアップグレード
  • ・利用額1ドルにつき、2ポイント付与
  • ・航空チケットのファーストクラスへのアップグレード

上記のように特典のとこのようにパラジウムカードの特典として紹介されていますが、実際は特典の決まりがあまりないようです。通常のゴールドカードやプラチナカードでもある、24時間365日のコンシェルジュサービスが、非常にしっかりとしたサービスで、ほとんどどのような要望でも答えてくれるようです。「プライベートジェット機の手配」も、コンシェルジュサービスに要望があったうちの一つとして紹介をされています。ただ、このクラスの方々は、すでにプライベートジェットを持っていて、専用のコンシェルジュを雇っていそうな気もします。

それでも、このパラジウムカードだけ持っていれば本当になんでもサービスを受けることができそうですね。とんでもないクレジットカードです。

パラジウムカードを持っている芸能人や所有者

オバマ元大統領がパラジウムカードを持っているという噂はあります。

ただ日本でこのパラジウムカードを持っている人という話は全く出ません。そもそもアメリカで発行しなくてはいけないことと、資産がかなりある方でしか作れないためでしょうか。

別のクレジットカードでアメックスの最高峰クレジットカード、ブラックカード、アメックス・センチュリオン・カードであれば、坂上忍、浜田雅功、みのもんた、郷ひろみ、中田英寿、美川憲一、つんく、松岡修造、高橋英樹、森公美子、松居直美、神田うのなどが持っているとされています。

ブラックカードの営業マンの方にお会いしたことがありますが、名言はしていませんが、芸能人の方は結構持っているという話をしていました。

パラジウムカードの現在

現在は2016年にパラジウムカードの発行は停止し、『JPモルガン・リザーブ・カード』にリニューアルしました。名前が変わって基本特典も充実してほぼ取得方法など変わらないようです。

まとめ

今回は、世界で最も作ることが難しいと言われているパラジウムカードについてご紹介をしました。パラジウムカードは、普通の人には作れないカードですが、ステータスカードとしては、プラチナカードやブラックカードなどもあります。

パラジウムカードまでは難しいですが、まずは、プラチナカードやブラックカードを目標にクレジットカードを選んでみてはいかがでしょうか。

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